市民農園の年間計画|7m×7mを時間差栽培で1年フル活用する【2026-27】

栽培の基本・土づくり・害虫対策
季節ごとの植え付けを考える

「畑が空いている時間が、もったいない」。

市民農園を借りて1年。いちばん強く感じたのは、これでした。

今年はじゃがいもを区画いっぱいに植えてしまい、収穫が想像以上に大変でした。一方で、じゃがいもの脇にさつまいもを時間差で植えたのは大成功。酷暑が来る前にしっかり育ち、豊作になりました(さつまいもの苗、いつ買う?)。

それなら次は、この「時間差」の考え方を区画全体に広げて、1年を通して畑を使い切る計画を立ててみよう。そう思って、秋から来年の夏までの計画を組みました。まだ植えたばかりで結果は出ていません。

この記事では、計画の中身と、畝づくりの苦労を先にお届けします。結果は、あとから追記していきます。

この記事のポイント

畑を「秋冬の部」と「春夏の部」に分けて、小さな畝を空けておき、さつまいもを5月に早植えする。

区画の条件|7m×7m、日当たり良好

  • 広さ:約7m×7m(まわりに50cmくらいの通路)
  • 日当たり:問題なし
  • 前作:じゃがいも、さつまいも
  • 肥料:今回は追加せず(くわしくは後半で)
  • 道具:スコップ、三角ホー

年間計画の全体像|畝ごとの作物と期間

入口から奥に向かって、①〜⑤の畝と、その間の小さな畝で組んでいます。

① ネギ+にんにく

  • ネギ:年中
  • にんにく:10月〜5月下旬

①と②の間の小さな畝

  • 春菊:10月〜12月(ほうれんそうなど、すぐ収穫できるものも)
  • 5月:さつまいもを植えるスペース

② たまねぎ+にんにく

  • たまねぎ:11月〜6月
  • にんにく:10月〜5月下旬

②と③の間の小さな畝

  • ルッコラ:10月〜12月(ほうれんそうなども)
  • 5月:さつまいもを植えるスペース

③ たまねぎ+そらまめ

  • たまねぎ:11月〜6月
  • そらまめ:10月〜5月

④⑤ じゃがいものために空けておく

  • じゃがいも:3月〜6月
  • その後:夏野菜(オクラなど)。時間差で、またさつまいもを植える計画も

にんにくのマルチを全部張っても、1mくらい余る

  • ここはラディッシュなどの葉物を作ります

年間の流れ(ざっくり)

  • 10月:にんにく、そらまめ、小さな畝の葉物(春菊・ルッコラ)
  • 11月:たまねぎ
  • 12月:葉物を収穫。追肥の判断
  • 1〜2月:寒い時期。小さな畝・④⑤は空き(空き期間の使い方は後半)
  • 3月:④⑤にじゃがいも
  • 5月:小さな畝にさつまいもを早植え。にんにく・そらまめを収穫
  • 6月:たまねぎ・じゃがいもを収穫。夏野菜へ
  • 6月〜:収穫を終えたネギ属の畝は、両側のさつまいもに挟まれてお休み。つるが伸びたら畝を広げる
ポイント

「いつ収穫が終わるか」から逆算して、次の作物の植え付け場所を空けておくのが、時間差栽培のコツ。

図にすると下の流れになります。

時間差のしくみ|さつまいもは「細い畝」で早植え

この計画でいちばんこだわったのは、さつまいもです。

去年、苗の購入が遅れて6月中旬に植えたら、酷暑で苗がだれて収穫が半分になりました。今年は5月2日に植えたことで、暑さの前にしっかり育ちました。この経験から、さつまいもは5月に植えたいと考えています。

でも5月は、にんにくもたまねぎもまだ畑にいます。そこで、①と②、②と③の間に小さな畝を空けておき、さつまいもを先に植えてしまう作戦にしました。

  • 最初は細い畝に植えておく
  • にんにく・たまねぎ・そらまめを収穫したら、そちらの畝にもつるを伸ばす
  • 畝を大きくして、いも畑として使う

ネギ属の畝は、収穫後に両側のさつまいもに挟まれる形になり、しばらくお休みします。ずっと同じ作物が続かないので、畑にとっても一息つけるのではないか、と期待しています。

小さな畝は、さつまいもを植えるまでの間も遊ばせません。10月〜12月は春菊やルッコラなど、すぐ収穫できる葉物で使います。

畝づくりの実際|妻と二人で3時間、へとへと

畝づくりは、妻と二人で3時間かかりました。私がおもにスコップで全体を耕し、妻が種を植える分担です。

耕したあとは、三角ホーで畝を作りました。尖った側で土を砕き、平らな側で整える使い方は、にんにくの記事でも紹介しています。

マルチは、風で飛ばないように、まわりに土をかぶせて押さえました。

新しい畝づくり 重労働です。
新しい畝づくり 重労働です。

正直、市民農園でも、全体を耕す作業はへとへとでした。でも、3時間で1年分の土台ができたと思えば、ちょっと誇らしい気持ちです。

体験談

全体を耕すのは大変。でも、畝を先に作っておくと、あとの植え付けが一気に楽になる。

肥料の考え方|いもの後だから、今回は追加なし

今回は、肥料を追加していません。理由は、前作がじゃがいもとさつまいもだったので、まだ十分残っているはずと考えたからです。

これがどうなるかは、正直わかりません。にんにくとたまねぎは、袋に追肥の目安が書いてあるので、葉の色を見ながら追肥で調整する予定です。

夏野菜は話が別です。たとえばナスは栄養をたっぷり使うので、肥料をあげないといけません。いもは、おそらく大丈夫だと思っています。

気づき

肥料を入れるか迷ったら、「次の作物はどれくらい栄養を使うか」で考える。

野菜同士の相性と、気をつけたい点

ここからは、体験というより、一般に言われていることです。計画に当てはめて整理してみました。

ネギ属が3本の畝に集まっている

ネギ、にんにく、たまねぎは同じ仲間(ネギ属)で、病気や害虫も似ていると言われます。同じ場所に続けて植えると連作障害が出やすく、1〜2年あけるのが目安です。今年の計画では、収穫後に畝をお休みさせますが、来年の秋に同じ場所へ植えるかどうかは、図にして考えるつもりです。

そらまめはマメ科

根粒菌の働きで窒素を取り込むので、肥料は控えめで大丈夫と言われています。連作は3〜4年あけるのが目安です。横に広がらず、すらっと縦に伸びるので、隣の畝の日当たりにも影響しにくそうです。

じゃがいもと石灰

じゃがいもは石灰を入れすぎると、そうか病が出やすくなると言われています。反対に、たまねぎやほうれんそうは酸性が苦手です。④⑤は、石灰のまき方を①②③と変えるつもりです。

5月のさつまいもと日当たり

5月は両隣のにんにくやたまねぎが育っている時期です。植えたばかりの苗が日陰にならないか、つるが伸びたときに隣の畝へどう入り込むかは、実際に見て報告します。さつまいもは、肥料が多いとつるばかり伸びる(つるぼけ)ことがあるので、今回は肥料を追加しない方針です。

空く期間にもう一回|植えられそうなもの(候補)

計画を立てて気づいたのが、畝が空く期間があることです。ここに短期間で育つ野菜を差し込めないか、候補を考えています。

小さな畝の1〜4月

  • 3月に、ラディッシュ・小松菜・春菊などの種をまく
  • ラディッシュは約1か月、小松菜は1か月半ほどで収穫できる
  • 5月のさつまいもの植え付け前に収穫を終えられる
  • 冬の間は、そのまま空けておくか、ほうれんそうを寒さに当てて甘くするのも手

④⑤の秋〜2月(じゃがいもの前)

  • ラディッシュ、小かぶ、小松菜などを短期間だけ作る
  • 緑肥(ライ麦など)を育てて、春に土にすき込む
  • 何も植えずに、じゃがいも用の土づくりに充てる(石灰は控えめに)

緑肥は、市民農園のルールや、すき込みの作業の大変さも考えて決めたいところです。

ポイント

「植え付けの前に収穫が終わるか」を基準に選べば、空き期間にも無理なく一回転できる。

来年に向けて

  • ネギ属は、同じ場所に続けて植えないように、秋の植え位置を図で考える
  • さつまいもを植えた場所、じゃがいもを植えた場所は、来年の作物をずらす
  • ④⑤は、じゃがいも(3月)のあとに、オクラなどの夏野菜か、時間差のさつまいもを検討する

まとめ

  • 7m×7mの区画を、時間差で1年フルに使う計画を立てた
  • さつまいもは5月に早植えするため、小さな畝を空けておく
  • ネギ属の畝は、収穫後に両側のさつまいもに挟まれて休ませる
  • 畝づくりは妻と二人で3時間。肥料は、いもの後なので今回は追加していない
  • 空く期間には、短期間で育つ葉物や緑肥の候補を考えている

計画どおりにいくのか、肥料なしで大丈夫なのか、結果は季節ごとに追記していきます。

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