初めての市民農園でじゃがいも栽培|男爵・きたあかり・デストロイヤー・メークイン品種比較

いも・根菜・にんにく類
収穫した大量のじゃがいも

2月に念願の市民農園を借りることができました。さて、最初に何を植えようか——そう考えたとき、タイミングばっちりで候補に挙がったのが「じゃがいも」でした。

すでに同じ市民農園で家庭菜園をしている知り合いもじゃがいもを栽培するとのことで、「よし、うちも植えよう!」と即決。土づくりから畝立てまで、初めての区画づくりに悪戦苦闘しながらも、いよいよ種イモを植える日がやってきました。

この記事でわかること
  • 市民農園でのじゃがいも栽培のスタートから植え付けまでの流れ
  • 男爵・きたあかり・デストロイヤー・メークイン、4品種の特徴比較
  • 実際に植えてみて気づいた失敗と学び

上記を、我が家の体験を交えてまとめていきます。これから市民農園でじゃがいも栽培を始める方の参考になればうれしいです。

市民農園、まずは土づくりから

2月に区画を借りてすぐ取りかかったのが土づくりです。

  • 肥料を混ぜ込んで土を整える
  • 畝を立てる
  • 種イモの準備をする

という順番で進めました。じゃがいもは比較的育てやすい野菜と言われますが、初めての区画だったので土の状態は手探り状態。

そんな中、知り合いから「この区画、前の利用者さんがかなりしっかり牛糞や肥料を入れて土づくりをしていたらしいよ」という情報をキャッチ。すでに土台がしっかりできている土地だとわかったので、今回は肥料を入れすぎず、あくまで補う程度にとどめました。前の利用者さんの土づくりの蓄積に助けられたスタートです。

「まずはやってみよう」の精神で、畝を作り終えたころにはすっかり気分は農家気分でした。

品種を選ぶ前に知っておきたい、じゃがいも4兄弟の特徴

自分たちで用意したのは定番の男爵。そこに知り合いからきたあかりデストロイヤーメークインの余った種イモをいただき、気づけば4品種を一気に栽培することになりました。

それぞれの特徴をまとめると、こんな感じです。

品種見た目の特徴食感・味向いている料理
男爵丸くてゴツゴツ、芽のくぼみ(目)が深いでんぷん質が豊富でホクホクコロッケ、ポテトサラダ、じゃがバターなど、つぶす料理
きたあかり男爵の改良品種果肉が鮮やかな黄色。栗のような甘みとホクホク食感(通称「クリジャガ」)蒸し料理、粉ふきいもなど素材の味を楽しむ料理
デストロイヤー(グランド・ペチカ)赤紫のまだら模様の皮。プロレスラーの覆面のような見た目さつまいもや栗のような濃厚な甘み、ホクホク食感。煮崩れしにくい煮物、蒸し料理
メークイン細長い卵型でつるつるした表面水分が多くでんぷんが少ない。ねっとり・しっとり食感。煮崩れしにくい肉じゃが、カレー、シチューなど形を保ちたい料理
  • ホクホク系が好きなら「男爵・きたあかり・デストロイヤー」
  • 煮崩れさせずに味を染み込ませたいなら「メークイン」

というように、料理によって使い分けられるのがじゃがいも栽培の楽しいところです。1区画で複数品種を育てると、収穫後の料理のバリエーションも広がりそうで、今からわくわくしています。

植え付け当日!家族総出でじゃがいも植え

種イモの準備ができたら、いよいよ植え付けです。基本の手順はシンプルで、

  1. 種イモを半分に切る
  2. 切り口に灰をつける(腐敗防止のため)
  3. 畝に一定間隔で植えていく

というもの。じゃがいも栽培経験者の方なら「あるある」の工程だと思います。

私の体験談

その日は妻と息子、そして息子の友達も連れて、家族総出でのじゃがいも植えになりました。みんなでワイワイ言いながら種イモを切って、灰をつけて、畝に並べていく作業は、想像以上に楽しい時間でした。

ところが、すべて植え終わったころにふと気づいたのです。

「あれ……借りた1区画、ほぼじゃがいもだけじゃん」

4品種を次々に植えていくうちに、区画のほとんどをじゃがいもが占めてしまっていました。植える前のイメージと、実際に植え終わったあとの区画の姿は、思っていた以上に違うものだと実感した瞬間でした。

隣のおじさんからの一言で気づいたこと

作業をしていると、隣の区画のおじさんが声をかけてくれました。

隣のおじいさん
隣のおじいさん

じゃがいもはナス科だから、ナス科の野菜はしばらく植えられないぞー

これは家庭菜園をやっている方ならご存じの「連作障害」の話です。じゃがいもはナス科の野菜なので、同じ場所で続けてナス科(なす・トマト・ピーマンなど)を育てると、生育不良や病気が出やすくなります。

この経験から得た学び

じゃがいもを植えた区画には、しばらくナス科の野菜(なす・トマト・ピーマンなど)を植えられない

品種を欲張って一区画に集めすぎると、後作の計画にも影響が出る

最初から「植えてから収穫まで時間がかかるもの」「ある程度ほったらかしでよいもの」を中心に育てる方針だったので、結果的にナス科を使わずに済んでよかった

次に何を植えるかは、収穫時期や科(野菜の分類)まで見据えて計画しておく必要がある

もともと市民農園では、通うたびに手をかけなくても育つ野菜を中心にしようと考えていたので、ナス科の出番がなかったのは不幸中の幸いでした。とはいえ、「植える前に区画全体のレイアウトと後作の計画を立てておくべきだった」というのは、今回の一番の反省点です。

次に植える予定の野菜

じゃがいもの後作として、今のところ次の野菜を植える予定です。

  • さつまいも
  • にんにく
  • たまねぎ
  • 長ネギ

いずれも植え付けから収穫までじっくり時間のかかるタイプで、市民農園との相性もよさそうです。連作障害を避けつつ、無理なく続けられる野菜選びを、これからも意識していきたいと思います。

ネギは一番端っこに畝を作って植えてみました。

ネギを植えてみました

まとめ

初めての市民農園でのじゃがいも栽培は、

  • 男爵・きたあかり・デストロイヤー・メークインという4品種それぞれの個性を知れたこと
  • 家族みんなで植え付けを楽しめたこと
  • 「区画いっぱいのじゃがいも事件」と隣人のアドバイスから、連作障害と計画の大切さを学べたこと

と、失敗も含めて学びの多いスタートになりました。品種ごとの味の違いを収穫後に食べ比べるのも今から楽しみです。

次回は、じゃがいもの生育の様子や、実際の収穫レポートをお届けする予定です。お楽しみに!

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