収穫したら、ここからが勝負
つる切りから収穫までの流れは、前回の記事(さつまいもの収穫時期|5/2植え付け、148日目の試し掘りで見極めた)に書きました。山のように掘れたさつまいもを前に、すっかり満足していたのですが、調べてみると、さつまいもは収穫したあとの扱いも大事なようです。
この記事では、わが家でやっている保存方法と、山形の父のやり方を、並べて紹介します。体験したことと、ネットで調べたことは、分けて書いています。

この記事のポイント
洗わずに日陰で乾かし、チラシで1本ずつ包んで寝かせる。置き場所は、寒さに弱いさつまいもが冷えすぎないところを選ぶ。
まず洗わない|日陰で2〜3日乾かす
収穫したさつまいもは、土を軽く払うだけにして、洗いません。そのまま日陰で2〜3日乾かします。わが家は玄関の軒下にシートを敷いてその上で乾かしました。
水に濡れた部分から傷みやすいと言われています(トクバイニュース)。土は軽くタオルなどでやさしく払い落とすくらいでちょうどよいです。
チラシで1本ずつ包む|2〜3週間寝かせる
乾いたら、1本ずつチラシで包みます。それをダンボールに並べて、2〜3週間寝かせると甘みが増すと、ネットで見かけて知りました。ネットでは新聞紙で包む方法が多く紹介されていますが、わが家では家にあったチラシを使っています。使ったのは光沢紙のチラシで、いまのところカビや蒸れなどの問題は出ていません。
包むときに気をつけたのは、次の3点です。
- 傷のあるいもは、寝かせずに先に食べる
- 重ねすぎず、1段か2段くらいで並べる
- ビニール袋で密閉しない(蒸れるため)

ちなみに、じゃがいもは涼しい場所で扇風機を当てて乾燥させました(じゃがいも収穫レポート)。同じいも類でも、さつまいもは寒さが苦手なので、置き場所の考え方が逆になります。
なぜ温度が大事?|調べたこと
ここからは、体験ではなく、調べた内容です。
さつまいもは寒さに弱く、10℃以下になると、黒ずみや腐敗などの低温障害が出やすいと言われています(ツヴィリングの解説)。反対に、暖かすぎても、20℃を超えると芽が出やすくなるそうです(macaroni)。
農家さんが出荷まで貯蔵するときの目安は、温度13〜16℃、湿度90〜95%だそうです(宮城県の栽培資料)。家庭で湿度まで管理するのは難しいので、わが家では13〜16℃くらいを目安に、乾燥しすぎないようチラシで包んでいます。
つまり、冷えすぎも暖かすぎもよくないということです。
わが家の置き場所|廊下から、冷えたらリビングへ
わが家では、暖房のない家の中で、直射日光の当たらない廊下に置いています。いまの廊下の温度は体感で15~18℃くらいです。
これから冬に向かって気温が下がってきたら、日当たりのよいリビングに移すつもりです。ただし、直射日光が当たる窓際は暖かくなりすぎるので避けて、温度計を箱のそばに置いて、13〜16℃くらいに収まっているかを確認します。
気づき
さつまいもの保存は、「家の中のどこが、いま何℃か」を知るところから始まる。
山形の父は、電気毛布で温度を一定に
置き場所の対比として、山形に住む父のやり方を紹介します。山形は寒さが厳しいので、父はさつまいもに電気毛布をかけて、温度を測りながら常に一定に保っています。設定は15℃くらいだそうです。
埼玉は廊下、山形は電気毛布。同じさつまいもでも、住んでいる場所の寒さで、保存の工夫が変わるのが面白いところです。
電気毛布は、本来さつまいもの保温用ではありません。真似する場合は、温度計で13〜16℃くらいかを確認し、朝昼晩とチェックしてください。。
食べてみた感想|収穫直後も、寝かせたあとも甘かった
最初に食べた1本は、記録を取っていなかったのですが、印象は覚えています。ほくほくで、甘みも十分でした。
寝かせている途中で、妻が電子レンジで加熱したものをつまみ食いしたところ、これもほくほくで甘みは十分。最初の1本と同じ印象でした。つまり、わが家の感覚では、収穫直後と、寝かせたあとで、大きな違いは感じませんでした。
ただし、次のような条件なので、正確な比較にはなっていません。
- 食べ方が毎回同じではない(電子レンジなど)
- つまみ食いなので、量や熱さがバラバラ
- 収穫から日が浅い
調べたこと
熟成させると甘みが増すと言われています。紅はるかはもともと甘みの強い品種なので、収穫直後から甘かったのかもしれません。
熟成の効果を確かめたいなら、同じ焼き方で、収穫直後と数週間後を食べ比べるのが確実。最初の1本から感想をメモしておけばよかった。
今年の残りは、焼き方をそろえて食べて、感想を追記していきます。来年は、最初の1本から記録して、食べ比べに挑戦してみます。
まとめ
- 収穫したら洗わず、日陰で2〜3日乾かす
- チラシで1本ずつ包み、2〜3週間寝かせる
- 置き場所は13〜16℃くらいを目安に、冷えすぎも暖かすぎも避ける
- わが家は廊下、冷えたらリビングへ。山形の父は電気毛布で温度管理
- わが家では、収穫直後も寝かせたあとも甘く、熟成の違いは感じなかった(食べ方はバラバラ)
保存の結果や食べた感想は、これからも追記していきます。
参考にした情報
- 宮城県「サツマイモ」栽培資料(貯蔵の温度・湿度、低温害)
- 千葉県農林総合研究センター「高糖度サツマイモ『べにはるか』の長期貯蔵法」(紅はるかの貯蔵温度)
- ツヴィリング「さつまいもの保存方法」(低温障害、通気)
- macaroni「さつまいもの保存方法」(発芽の温度)
- トクバイニュース「さつまいもの正しい保存方法」(洗わない、追熟)
※体験したことは筆者の実践です。上記は調べた内容です。

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