じゃがいも収穫レポート|一区画全部じゃがいもにした結果、収穫が想像以上に大変だった話

いも・根菜・にんにく類
収穫した大量のじゃがいも

初めての市民農園でスタートした、男爵・きたあかり・デストロイヤー・メークインの4品種じゃがいも栽培。植え付けの様子は前回の記事でお伝えしましたが、今回はその後の生育から、収穫、保存、そして同時進行していたさつまいもの時間差栽培まで、まとめてレポートします。

この記事でわかること
  • 植え付け後、収穫までに実際どのくらい手をかけたか
  • 一区画をほぼじゃがいもにしたことで直面した、収穫の大変さ
  • 梅雨どきの収穫でも失敗しなかったじゃがいもの保存方法
  • じゃがいもの隙間で仕込んだ、さつまいも時間差栽培の結果

これから市民農園でじゃがいもをたくさん植えようと考えている方は、ぜひ収穫前に読んでおいてほしい内容です。

植え付けから収穫まで、実はほぼ放置

植え付けが終わったあと、じゃがいもに対して特別な作業をした記憶はほとんどありません。

  • 水やりなど、こまめな世話はしていない
  • 気づけば苗がどんどん大きくなっていた
  • そのうち区画全体が草ぼうぼうのようなワサワサした状態に

じゃがいもは手間があまりかからない野菜だと聞いていましたが、まさにその通りで、「植えてから収穫まで、特に何をするわけでもなく育っていった」というのが正直な感想です。市民農園に足を運ぶたびに、葉が茂っていく様子を眺めるくらいでした。

いざ収穫!でも、これが想像以上に大変だった

余裕を感じていたのも収穫前まで。実際に掘り始めてみると、想定外の大変さが待っていました。

私の体験談

じゃがいもはきゅうりやなすのように、目に見える実をサクサク収穫できる野菜ではありません。土の中にできる野菜なので、

  1. 土を掘る
  2. じゃがいもを探す
  3. また掘る
  4. 取りこぼしがないか、最後はスコップで区画全体を細かく掘り返す

という工程をひたすら繰り返すことになります。しかも今回は一区画のほとんどを4品種のじゃがいもで埋めてしまっていたため、掘っても掘っても終わらない感覚でした。

さらに追い打ちをかけたのが、収穫量です。想像していたよりもはるかに多く、尋常じゃない量のじゃがいもが採れました。うれしい悲鳴のはずが、今度は「畑から車まで運ぶ」という新たな試練が発生。何往復もして、ようやく運び終えたころにはすっかりくたくたになっていました。

反省点:欲張らず、時間差で植えるべきだった

この経験から得た学び
  • じゃがいもは土を掘り返す作業がメインのため、量が多いほど収穫の労力は跳ね上がる
  • 一区画を同じ野菜だけで埋めると、収穫がすべて同じタイミングに集中してしまい、体力的な負担が一気に押し寄せる
  • 品種を欲張って集めるのは楽しいが、次からは「じゃがいも×じゃがいも」で植え付け時期をずらすのではなく、そもそもじゃがいもの面積を減らして、別の野菜と組み合わせて植えるほうが現実的だと感じた
  • 実際、後述するさつまいもは「じゃがいもの隙間に時間差で仕込む」形でうまくいったので、次はこの「別の野菜との時間差」をあらかじめ計画に組み込んでおきたい

植える瞬間は「4品種いっぺんに育てられて楽しい!」というワクワクが勝っていましたが、収穫まで見据えると、じゃがいも一色にするのではなく、別の野菜と組み合わせて区画を使うべきだったというのが今回の一番の反省です。

じゃがいもの隙間に、さつまいもを時間差で仕込む作戦

じゃがいもで区画がいっぱいになってしまった一方で、頭を悩ませていたのがさつまいもの植え付けタイミングでした。

さつまいもは5月中に植えたかったのですが、区画はすでにじゃがいもでほぼ埋まっている状態。「植える場所がない……」というところから考えたのが、時間差作戦です。

私の体験談

考えたのは、じゃがいもの畝と畝の間に、小さな畝をもうひとつ作ってしまうこと。そこにさつまいもを植えておき、じゃがいもを収穫し終わるころには、気づけばさつまいも畑になっている——という状態を狙いました。

これが思った以上にうまくいき、じゃがいもの収穫が終わったタイミングで、ちょうどさつまいもの株がしっかり育っている状態を作ることができました。

ただしここでも、隣の区画のおじさんから一言。「じゃがいもを収穫してないのに、さつまいもも植えたら草ぼうぼうになるぞ!」前回のじゃがいも同様、今回も先輩からの忠告です。幸い、さつまいもが草ぼうぼうになる前にじゃがいもを収穫することができ、事なきを得ました。

この経験から得た学び
  • 区画に空きがなくても、株と株の間に小さな畝を作れば時間差で次の野菜を仕込める
  • 先に植えた野菜の収穫時期を見越して、後から植える野菜のスケジュールを逆算しておくと無駄がない
  • 隣の畑の先輩からのアドバイスは、経験に基づく実践的な情報源として頼りになる

こんなにうまくサツマイモ畑に移行できました!

収穫したじゃがいも、保存で失敗しないためのひと手間

大量に収穫できたじゃがいもは、保存の仕方で持ちがまったく変わってきます。

  • 泥は多少ついたままでOK。絶対に洗い流さない
  • 日の当たらない、風通しの良い場所で保存する
  • ここでいう「乾燥」は、じゃがいも自体というより表面についた土を乾かすイメージ
  • 重ねて置くとうまく乾かず、カビや腐敗の原因になる
私の体験談

保存に一番苦戦したのが、収穫時期がちょうど梅雨と重なったことでした。雨続きで湿度が高く、思うように乾かせません。

そこで試したのが「扇風機を1日中当てる」という作戦。日の入りづらい廊下に、段ボールを半分に切った箱をたくさん作り、そこにじゃがいもを重ならないように並べて、扇風機の風をひたすら当て続けました。

結果は上々で、たまにカビが生えてしまうものもありましたが、その頻度はごくわずか。かなりうまく乾燥・保存できました。ただし廊下がじゃがいもの箱だらけになるので、生活動線としてはちょっと邪魔になるのが難点です。

扇風機で乾燥させているじゃがいも

まとめ

初めての市民農園でのじゃがいも栽培は、植え付けまでは順調そのものでしたが、収穫の段階で想像以上の大変さを実感することになりました。

  • 植え付け後は特に世話をせず、ほぼ放置で育った
  • 収穫は「掘って探して掘って」の繰り返しで、想定外の重労働に
  • 一区画をじゃがいもだらけにした結果、収穫のタイミングが一気に集中し、量も運搬も大変だった
  • 一方で、じゃがいもの隙間に仕込んださつまいもの時間差栽培はうまくいった
  • 梅雨どきの収穫でも、扇風機を使った乾燥で保存に成功した

次に植えるときは、収穫まで見据えて「少しずつ時間差で」を意識したいと思います。次回は、収穫したじゃがいもを使った料理レポートをお届けする予定です。お楽しみに!

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