ウリハムシ対策|きゅうりを守るために試した4つの方法

栽培の基本・土づくり・害虫対策

家庭菜園を続けていると、季節ごとに新たな刺客が現れます。今回の主役は「ウリハムシ」。きゅうり栽培を始めて、人生で初めて出会った害虫でした。

見た目はコガネムシによく似ていて、正直かなり紛らわしい。でも彼らの正体は、ウリ科の葉が大好物な、なかなか厄介な相手でした。

ウリハムシとの初対面

事の始まりは、きゅうり栽培を始めたばかりのある日でした。葉っぱに、見たことのない独特な傷を発見したのです。

丸く、まるでコンパスで描いたようなキレイな円のすじがついていて、その中身だけがぽっかりと食べられている――。「これは一体何の仕業だ?」と思って犯人を探してみると、コガネムシに似た小さな虫が、悪びれもせず葉の上にちょこんと乗っていました。これがウリハムシとの初対面です。

ポイント

ウリハムシの食害痕は「円形にすじをつけて、その中を食べる」という独特のスタイル。この特徴的な丸い傷を見つけたら、犯人はほぼウリハムシで間違いありません。

厄介なのは、成長途中の苗だとこの食害が命取りになること。葉を次々に食い荒らされ、最悪の場合は苗ごと枯れてしまうこともあります。

しかも我が家の周りには他に家庭菜園をやっている家が見当たらないのに、どこからともなく飛んでくるのが本当に不思議でなりません。一体どこに潜んでいるのか、いまだに謎です。

試した対策4つ

犯人の正体が分かったところで、さっそく対策に乗り出しました。試したのは次の4つです。

  1. 苗の周りにアルミホイルを敷く
  2. 行灯(あんどん)仕立てで囲う
  3. 市販の害虫スプレーをまく
  4. 死んだふりを利用した物理的捕獲

それぞれの効果を、実感ベースで紹介していきます。

対策1: 苗の周りにアルミホイルを敷く

苗の周り半径30cmくらいに、アルミホイルを敷き詰める作戦です。ウリハムシはキラキラした反射光を嫌う性質があるらしく、その習性を逆手に取った方法になります。

半信半疑で試してみたのですが、これが予想以上の大ヒット。初期の食害をほぼ完全に防ぐことができました。設置も広げるだけなので手間もかからず、今のところ私の中で一番のおすすめ対策です。

ウリハムシだけじゃなく、飛んでくる虫に対して有効なため、ウリ科だけじゃなくほかの野菜の若い段階ではほぼこの対策を行っています。

実感ベースですが、たぶん日光も反射して、光合成にも役に立っているんじゃないかと思っています。

ポイント

ウリハムシ対策としては、まずこのアルミホイル作戦から試すのが手っ取り早くて効果的。苗が小さいうちの初期防御にとくに向いています。

効果:◎(一番のおすすめ)

同じくウリ科のズッキーニにアルミホイル作戦

ズッキーニにアルミホイル対策。葉っぱが大きいので、アルミホイルは葉の下まで敷きます。念のため支柱にもアルミホイルをぐるぐる巻きしました。ご覧のとおり、ほぼかじられていません。

対策2: 行灯(あんどん)仕立てで囲う

支柱を苗の周りに立てて、透明な袋やフィルムでぐるっと囲う「行灯(あんどん)仕立て」という方法にも挑戦しました。真上からの侵入をブロックできるのがポイントです。

これは実はウリハムシの飛び方の弱点を突いた対策です。ウリハムシは風に乗って横方向からビュンと飛んでくるのは得意なのですが、垂直に上下移動する飛行はかなり苦手らしく、真上から苗にストンと降りてくることができません。

つまり、苗の周りをぐるっと囲ってしまえば、横からの侵入経路をまるごと塞げるというわけです。

ポイント

ウリハムシは「横移動は得意、垂直の上下移動は苦手」という飛行スタイル。行灯仕立てはこの弱点を逆手に取った理にかなった対策方法です。

効果自体はしっかりありました。ただ、正直なところ設置にはそれなりの手間がかかります。支柱を立てて、フィルムを巻いて、固定して……と、苗の数が多いとなかなかの作業量になります。

効果:○(効果はあるが手間がかかる)

4本の短い支柱を使って、行灯仕立て

最低でも4本の短い支柱が必要。

対策3: 市販の害虫スプレー

手軽さを求めて、市販の害虫スプレーも試してみました。

結果は……スプレーした直後は確かに効果があります。しかし、それも束の間。しばらくするとどこからともなくまた新しいウリハムシが飛んできて、同じように食べられてしまいます。一時しのぎにはなりますが、根本的な解決にはなりませんでした。

体験談

スプレーをまいた翌日、「よし、これで安心」と思って畑を見に行ったら、また別のウリハムシが同じ葉の上でくつろいでいました。虫たちの世代交代の速さと物量には、正直脱帽です。

効果:△(一時的な効果のみ)

対策4: 死んだふりを利用した物理的捕獲

最後にたどり着いたのが、地道な物理作戦です。ウリハムシには、触れると死んだふりをしてポロッと葉から転がり落ちるという、ちょっと間の抜けた習性があります。この習性を逆手に取り、下に紙コップを構えてキャッチする方法を編み出しました。

やり方は単純で、葉の上のウリハムシにそっと指を近づけると、驚いたように足を縮めてコロンと落下。その真下に紙コップを構えておけば、面白いように捕獲できます。

体験談

最初にこの習性を知ったときは半信半疑でしたが、実際にやってみると本当に面白いようにポトポトと紙コップに落ちてくれます。地味な作業ではあるものの、なんだかゲーム感覚で、朝の畑チェックがちょっとした狩りの時間になりました。

※朝のうちに畑を回ると、動きが鈍くて紙コップキャッチの成功率がグッと上がる。日中は活発に活動しているので、飛んで逃げられることもしばしば。

地道で時間はかかりますが、確実性という意味では一番信頼できる方法だと感じています。

効果:○(地道だが確実)

ウリハムシ対策まとめ

今回試した4つの対策を、効果の実感ベースで振り返ります。

  • アルミホイルを苗の周りに敷く:初期の食害をほぼ防げる、一番のおすすめ対策
  • 行灯仕立てで囲う:効果は高いが設置の手間がかかる
  • 市販の害虫スプレー:即効性はあるが、すぐにまた飛んでくるため一時しのぎ
  • 死んだふりを利用した物理的捕獲:地道だが確実。紙コップでポトポト捕まえられる

まずはアルミホイルで初期防御を固めつつ、苗が育ってきたら行灯仕立てや物理的捕獲を組み合わせるのが、今のところ一番現実的な戦い方だと感じています。ウリハムシとの戦いはまだまだ続きそうですが、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

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