2026年W杯の組み合わせが決定し、日本代表(SAMURAI BLUE)はグループFに入ることが決まりました。対戦相手はオランダ、チュニジア、そして「欧州プレーオフ(PO)パスBの勝者」です。
この「残り1枠」を争うのは、ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアの4カ国。一見、オランダばかりが注目されがちですが、実はこのプレーオフ枠こそが、日本のグループステージ突破を左右する「真の天敵」になる可能性を秘めています。
長年サッカーを追い続けてきた筆者の視点から、この4カ国の相性と、日本にとっての脅威を徹底予測します。
運命の「残り1枠」が日本代表の命運を握る
2026年W杯、日本のグループFは非常にタフな組になりました。ポット1の強豪オランダ、身体能力の高いチュニジアに加え、最後に決まる欧州の1枠は、FIFAランクだけでは測れない実力国ばかりです。
特にプレーオフは3月26日、31日に行われる「負けたら終わり」の超短期決戦。ここを勝ち抜いてくるチームは、大会直前に最も「勢い」と「勝負強さ」を兼ね備えた状態で日本と対戦することになります。
戦力分析:実力伯仲のPOパスB。データ上の優劣は?
まずは客観的な状況を整理しましょう。
| 国名 | FIFAランク(目安) | 主な注目選手 | 特徴 |
| ウクライナ | 28位 | ジンチェンコ、ムドリク | 高い戦術理解度と中盤の強度 |
| ポーランド | 31位 | レヴァンドフスキ | 世界最高峰の個の決定力 |
| スウェーデン | 27位前後 | ギェケレシュ、イサク | 堅実な守備と北欧らしい高さ |
| アルバニア | 60位前後 | アスラニ、ブロヤ | 若手の台頭と格上キラーの粘り |
最新の対戦カードでは、準決勝で「ウクライナvsスウェーデン」「ポーランドvsアルバニア」が激突します。本命は総合力の高いウクライナですが、短期決戦では何が起きても不思議ではありません。
日本が最も避けたい「天敵」はウクライナである理由
筆者が「ここだけは避けてほしい」と断言するのがウクライナです。なぜなら、彼らは森保ジャパンが最も苦手とする要素をすべて持っているからです。
- ジンチェンコによる「日本のスイッチ」無効化:日本は遠藤・守田を中心とした中盤の構成から攻撃のスイッチを入れますが、ジンチェンコ(アーセナル)のような、どこにでも顔を出して試合を読める選手にそこを潰されると、日本の攻撃は一気に停滞します。
- 「強度+推進力」への耐性不足:ウクライナの伝統的な中盤の圧力と、ムドリクのような圧倒的なスピードを持つアタッカーの組み合わせは、日本が1対1で剥がされやすく、失点を許しやすいパターンです。
- セットプレーの悪夢:高さと精度を兼ね備えたウクライナのセットプレーは、アジア杯などでも露呈した日本の弱点を正確に突いてくるでしょう。
「勢い」ではない実力。アルバニアが波乱の主役になる
もう一つ、無視できないのがアルバニアです。多くのメディアは「格下」と見ていますが、今のアルバニアはかつての「守るだけのチーム」ではありません。
- 若手スターの台頭: アスラニ(インテル)やブロヤ(チェルシー)といったビッグクラブで揉まれる若手が軸となり、守備の粘り強さに「速攻の切れ味」が加わりました。
- プレッシャーの差: ポーランドやスウェーデンは「勝って当然」という国民の重圧に晒されます。一方で「挑戦者」であるアルバニアは、2022年のモロッコのように、失うものがない強みで波乱を起こす条件が揃っています。
まとめ:短期決戦を制するのは「割り切れるチーム」
過去のW杯でも、アイスランド(2016欧州選手権)やコスタリカ(2014)のように、「守備を固める」「1人の覚醒した選手に託す」「監督が理想を捨てて勝ちに徹する」チームが下馬評を覆してきました。
今回のPOパスBで言えば、本命はウクライナですが、「最も読めない怖さ」があるのはアルバニアです。
日本代表がグループステージを突破するためには、3月のプレーオフ結果を見て「相手がどこか」だけでなく「どういう勝ち方をしてきたか」まで注視する必要があります。運命の椅子に座るのはどこか。3月末の決戦から目が離せません。



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