きっかけは「もらいもの」と「おすすめ」
今年、初めてズッキーニを育てました。もともと自分から選んで育てようと思っていたわけではありません。きっかけは、知り合いから種を分けてもらった中にズッキーニが入っていたことと、別の知り合いから「ズッキーニは育てやすくておすすめだよ」と言われたことでした。
正直、ズッキーニがどんな野菜なのか、どれくらい大きくなるのかもよくわからないまま、5月頃に植え付けをスタートしました。
育て始める前に性質を調べておかないと、後から想定外の姿に振り回されることになる。

一番右がズッキーニです。全部同じタイミングで種から植えましたが、ズッキーニだけ成長が早い。
「そんなに大きくならないだろう」で株間50cmにした結果
植え付けのとき、株間は50cmくらいにしました。なんとなく「そんなに大きくならないだろう」という甘い予想があったからです。
ところが実際は、主枝が1mほどぐんぐん伸び、そこからさらに大きな葉が細長く何本も広がっていきました。収穫のたびに大きな葉をかき分けないと、実がどこにあるか見つけられないほどの状態になってしまいました。
ズッキーニの生長点は地を這うように伸びていく性質があるとは知らず、完全に見通しが甘かったです。
植え付け時の苗の見た目だけで株間を判断せず、生育後の最終的な広がりを基準に決めるべきだった。

5月中旬ころに植え付けて2週間ほどでもうこの成長ぶり。
2株のうち1株は雹の被害で枯れてしまった
実は最初は2株植えていました。ところが、ある日ビー玉くらいの大きさの雹が降り、1株が大きな被害を受けてしまいました。大きな葉っぱが穴だらけになり、主枝にも傷がついたことでそのまま育たなくなり、枯れてしまったのです。(ちなみにこの雹では、隣で育てていたきゅうりの苗も1本被害を受けました。)
結果的に、残った1株だけで育てることになりました。
天候被害は自分の努力ではどうにもならない分、あらかじめ複数株植えてリスクを分散しておく意味があると感じた。
もし2株とも無事に育っていたらと考えると、正直ゾッとします。株間50cmのまま2株分の主枝と葉が広がっていたら、風通しが悪くなってバランスが崩れ、虫の大量発生にもつながっていたかもしれません(このあたりは、以前書いた窒素過多・風通し不足の記事とも通じるところがあります)。
スペース不足は見た目の窮屈さだけの問題ではなく、虫害トラブルの遠因にもなりうる。

成長してきたなと思った矢先に雹で葉っぱが穴だらけに。
動物にかじられても成長を続ける生命力
被害はこれだけでは終わりませんでした。残った1株も、ある時、主枝を動物(おそらくタヌキ)に半分ほどかじられてしまったのです。特別な処置はせず、支柱を立てて葉を結ぶ程度の対応しかしていません。
それでも5月に植えてから8月末の今に至るまで、いまだに成長を続けています。この生命力の強さには驚かされました。
多少のダメージを受けてもすぐに諦めず、しばらく様子を見る価値がある。
「1m×1m」は必要、その根拠
実際に育ててみて感じたのは、ズッキーニ1株には最低でも1m×1mほどのスペースが必要だということです。
根拠はシンプルで、主枝が1mほど伸びること、そして葉っぱも主枝から50cmほど広がることです。うちの畑では通路側にまで伸びてきてしまったので、今は物を置いて成長する方向を変えながら対応しています。
「1m×1m」はあくまで自分の失敗から逆算した実感値であり、育て方次第でもっと省スペースにできる可能性がある。
来年への改善案
今年の反省を踏まえて、来年は次のように育て方を変えてみようと思っています。
- 株間は最低1mは確保する
- 4本の支柱を使って主枝を上に誘引する(うまくいけば50cm×50cmほどのスペースでも収まるかもしれないと考えています)
- 種からではなく苗から育てる
「横に広げる」ではなく「上に誘引する」という発想の転換で、省スペース化できる可能性がある。
地を這うように伸びる性質を知らずに育て始めたことが、今回のスペース不足の一番の原因でした。これからズッキーニを育てる方は、想像以上に場所を取る野菜だということをぜひ頭に入れておいてもらえればと思います。


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