前回の記事で「オクラは初心者向け」とお伝えしましたが、だからといって私が順調に育ててきたわけではありません。むしろ何度も失敗しています。
今回は、実際にオクラ栽培でぶつかった4つのトラブルと、そこから学んだ対策を体験談ベースで紹介します。
🌱 この記事でわかること
- 植え付けタイミングを間違えて全滅させた話
- 葉がくるくる巻く「ハマキムシ」の見分け方と対策
- 収穫時に起きた思わぬかぶれ
- 強風でオクラが倒れてしまった話と支柱対策
トラブル1:植え付けが早すぎてダンゴムシに全滅させられた
最初にオクラを種から育てたときのことです。ポットで種をまいて発芽させ、まだ十分に育ちきっていない若い芽の段階で庭に植え付けてしまいました。
結果は無残なもので、植え付けた若い芽は一晩でダンゴムシに全部食べられてしまいました。
ダンゴムシの生態 ダンゴムシは枯れ葉を食べて土に還してくれる益虫として知られていますが、実は新芽も大好物です。柔らかくて栄養満点な若い芽は、ダンゴムシにとってはごちそうなんですよね。
オクラに限らず種から育てる野菜は「ある程度育ててから植え付ける」ことが大切です。茎が細くて頼りない状態のまま庭に出してしまうと、ダンゴムシの格好の餌食に。ポットの中でもう少し茎がしっかりするまで我慢して育てる、この一手間が本当に大事だと痛感しました。
トラブル2:葉がくるくる巻いたら要注意、ハマキムシ(葉巻虫)
オクラを育てていて、ある年こんなことがありました。葉っぱがくるくると丸まっている株を見つけたんです。
調べてみると、これはワタノメイガなどのハマキムシ(葉巻虫)と呼ばれる蛾の幼虫の仕業でした。名前の通り、オクラの葉を食べながら葉自体をくるくる巻いていき、その巻いた葉の中に隠れて内側からどんどん食い荒らしていく虫です。
外から見えにくい場所に潜んでいるので気づくのが遅れがちで、私が異変に気づいたときには、葉のほとんどがくるくる巻かれた状態になっていました。

対策1:見つけたら即・物理的につぶす
くるくる巻いてある葉を見つけたら、葉ごと指でつぶして中の幼虫をやっつけます。 薬剤を使う前の初期対応として、これが一番手軽で効果的です。
対策2:被害が広がったら薬剤を使う
物理的な対処だけでは追いつかないほど被害が広がったときは、早めに薬剤を使うことにしています。私が使ったのは住友化学園芸の「ベニカ」シリーズの殺虫剤です。ある動画で紹介されていたのをきっかけに、それ以来オクラの虫対策として使うようになりました。
もちろん、ほかの虫にも有効なので、どの野菜にも使える万能殺虫剤です。

家庭菜園ではなるべく薬剤を使いたくないという方も多いと思いますし、その気持ちもよくわかります。ただ、虫にやられて野菜が育たなければ、そもそも家庭菜園をやっている意味がなくなってしまいます。いろいろな考え方があるとは思いますが、私は多少の薬剤使用はアリだと考えています。
ちなみに「酢と焼酎を混ぜたもの」を自作して試したこともありますが、あまり効果は感じられませんでした。
トラブル3:収穫時にまさかの腕がかぶれた
オクラは密集して育てるので、収穫のときは葉っぱをかきわけながら実を探すことになります。
ある日、半袖・手袋という格好で収穫していたところ、腕がかぶれてしまいました。
オクラの葉や茎には細かい毛が生えていて、これが直接肌に触れることでかぶれを起こすことがあります。密集して育てているぶん、腕をあちこち葉にこすりつけながら収穫することになるので、油断していました。
オクラの収穫は見た目以上に肌への刺激があります。長袖での収穫がおすすめです。
人によってはかぶれがひどくなる体質の方もいるので、ひどい場合は医療機関への受診をおすすめします。
トラブル4:強風でオクラが見事に倒れた
オクラは縦にぐんぐん伸びる野菜だとお伝えしましたが、これは裏を返すと背が高くなる=風に弱くなるということでもあります。
ある年、支柱を立てずに育てていたところ、強い風でオクラが一株丸ごと、まんまんと倒れてしまいました。
対策:一株につき支柱1本
それ以来、一株につき支柱を1本立てて、茎を結びつけるようにしています。これだけで倒伏のリスクはかなり下がります。オクラは背が高くなるほど実の収穫量も増える分、油断せず早めに支柱を立てておくのがおすすめです。

まとめ
| トラブル | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| ダンゴムシで全滅 | 若い芽のまま植え付けた | ポットである程度育ててから植え付ける |
| ハマキムシの食害 | 葉を巻いて中に潜んで食害 | 見つけ次第つぶす/被害拡大時は薬剤(ベニカ等) |
| 収穫時のかぶれ | 葉や茎の細かい毛が肌に触れる | 長袖で収穫する |
| 強風で倒伏 | 背が高くなるのに支柱なし | 一株につき支柱1本を立てて結ぶ |
どれも「知っていれば防げた」失敗ばかりです。次の記事では、育てたオクラが大きくなりすぎて食べられなくなった話と、丸オクラ・五角オクラの選び方について紹介します。


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