サッカーW杯2026グループF・チュニジア戦攻略|「焦れ」を誘う北アフリカの盾をどうこじ開けるか?

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ワールドカップ2026、グループF突破の鍵を握る「第2戦」。相手は北アフリカの雄・チュニジアです。

「オランダのようなスター軍団ではないから大丈夫だろう」——もしそう思っているなら、非常に危険です。チュニジアは、日本にとって「最もやりづらい相手」と言っても過言ではありません。2022年のキリンカップで0-3と完敗した記憶は、今なお私たちの脳裏に焼き付いています。

なぜ日本は彼らを苦手とするのか?そして、今大会でリベンジを果たすための「処方箋」とは何か。独自の視点で深掘りします。

チュニジアの「嫌らしさ」の正体:日本の長所を消すプロ集団

チュニジアの強さは、単なるフィジカルや技術ではありません。その本質は「日本の良さを消す能力」にあります。

  • 絶妙な守備の「間合い」: 彼らはガツガツと食いついてきません。しかし、三笘薫や久保建英が仕掛けようとする瞬間に、完璧なタイミングで足を出し、ドリブラーのリズムを狂わせます。この「間合いの嫌らしさ」は、技術で勝る日本にとって大きなストレスになります。
  • 「崩れそうで崩れない」5-4-1: 強固なブロックを敷き、1人が釣り出されても必ず2人目がカバーに入る連動性。日本はこの「我慢比べ」の途中で焦れてしまい、ミスから逆襲を食らう傾向があります。
  • 最短ルートの直線カウンター: 奪った瞬間に縦へ。2〜3本のパスでシュートまで行く鋭いカウンターは、スピード対応には自信がある日本のCB陣にとっても、最も警戒すべき「最短ルート」の脅威です。

【攻略のイメージ】外で勝負して「中で刺す」二段階崩し

チュニジアの堅い盾をこじ開けるには、単発のサイド突破では不十分です。筆者が提唱するのは、「外→中の二段階崩し」です。

理想のゴールパターンはこうです。 まず三笘や久保が外で「半歩」だけ勝ち、相手を引きつける。そこへSB(伊藤洋輝や菅原由勢)がインナーラップで潜り込み、相手の中盤にズレを生じさせます。外で揺さぶり、中央で仕留める。この連動こそが最も有効です。

また、チュニジアはボールサイドに人をかけるため、「逆サイドの空白」が必ず生まれます。右で起点を作り、逆サイドで遅れて入ってきた選手が仕留める。この「二手先」を読む攻撃が、停滞した空気を切り裂きます。

キーマン・鎌田大地。「どこにいるか不明」な浮遊感が効く

この停滞を打破できるのは、スター性よりも「温度を変える力」を持つ選手です。筆者の推しは、鎌田大地です。

チュニジアのような明確なマークを好むチームにとって、鎌田の「どこにいるか分からない」ポジション取りは極めて厄介です。

  1. ブロックの外と中をつなぐ: 相手の守備網に捕まらず、リンクマンとして機能する。
  2. ミドルシュートの脅威: ミドルで一度ラインを動かさせ、次のプレーで裏を突く。

0-0の膠着状態において、試合の空気感をガラリと変えられる鎌田の「浮遊感」こそが、チュニジア攻略の特効薬になります。

20分までの心理戦:あえて「ゆっくり入る」という勇気

チュニジア戦は、技術以前に「心理戦」です。彼らは先制されると脆い一方、0-0が続くと勢いに乗る「メンタル依存型」の側面があります。

もし私が監督なら、「最初の20分はあえてゆっくり入れ」と指示します。 相手の出足の鋭さを空回りさせ、「日本は全く焦っていない」という空気を作る。相手の集中力がふっと切れる15〜20分頃に、一気にプレス強度とパススピードを上げる。

相手を焦らせ、自分たちは余裕を持つ。この精神的な優位性こそが、北アフリカの盾を内側から崩す鍵となります。

まとめ:2022年のリベンジ、そして突破へ

チュニジア戦は、日本の「成熟度」が試される一戦です。 かつてのように力で押し切ろうとして自滅するのではなく、相手の嫌がることを徹底し、大人の戦い方で勝ち点3を掴み取る。

2022年の敗戦を糧にしたSAMURAI BLUEが、あの「嫌らしい盾」を鮮やかにこじ開ける瞬間を期待しましょう。この心理戦の裏側を知れば、試合観戦の深みが一段と増すはずです。

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