※幼虫画像あり※はらぺこ青虫の正体はオオタバコガ?ミニトマトとバジルを守るために試した対策

栽培の基本・土づくり・害虫対策
ハラペコ青虫トマトバジル

家庭菜園を8年やっていると、8月中旬を過ぎたあたりから決まって現れる困りものがいます。うちでは「はらぺこ青虫」と呼んでいる、正体不明の幼虫です。

特によく被害に遭うのが、ミニトマトとバジル。今回はその正体を探るところから、実際に試した対策までをまとめます。

この記事でわかること

  • ミニトマトとバジルで、見つけにくさも被害の出方もまったく違う理由
  • 「はらぺこ青虫」の正体がオオタバコガ・タバコガである可能性が高いこと
  • 定番のモンシロチョウの青虫との違い
  • 実際に試した対策と、次に試したい防虫ネットについて

きっかけは葉の上の黒い粒

少し遅めに植えたバジルを育てていたある朝、葉の上に無数の小さな黒いフンが落ちているのに気づきました。もちろん、その真上の葉はしっかり食べられている状態。「これは絶対どこかにいる」と確信し、犯人探しが始まりました。

ハラペコアオムシ

こんな黒いふんがあるときはハラペコ青虫がどこかにいます。

犯人はどこに?1枚ずつ葉をめくっても見つからない

葉を1枚1枚裏返して探しましたが、その日は見つからず。次の日も、また次の日も同じように探しても見つかりません。ところがある日、ふと茎の部分に目をやると、緑色の幼虫がぴったりと張りついているのを発見しました。

葉と同じ色に擬態していたので、葉裏ばかり探していては見つけられなかったわけです。

閲覧注意!幼虫の画像があります。

幼虫被害

たまたま見つけた幼虫は大食漢でした。太めの茎を食いちぎってました・・・

ミニトマトとバジル、被害の出方がまったく違った

同じ幼虫のはずなのに、野菜によって被害の出方が全然違ったのも印象的でした。

  • バジル:葉そのものを外から食べられる。フンが葉の上に落ちるので、被害に気づきやすい
  • ミニトマト:実の中に頭から潜り込むタイプの食害。外から見えにくく、気づいたときにはすでに実の中がやられている

バジルは被害が「見える」ぶんまだ対処しやすいのですが、ミニトマトは実の中という気づきにくい場所を狙われるため厄介でした。実際、見つけたときにはすでに収穫量に明らかな影響が出ている状態でした。

もう少し早く、フンや外側の異変から気づけていればと反省しています。

正体はオオタバコガ・タバコガだった

調べてみると、この手の幼虫の正体は「オオタバコガ」または「タバコガ」である可能性が高いようです。

この2種は見た目がよく似ていて区別が難しいのですが、大まかな特徴として、ミニトマトの実に穴を開けて中に潜り込むように食害するのがタバコガ、というのが典型的なパターンだそうです。

うちのミニトマトの被害も、まさにこのパターンに近いものでした。

面白いのが、この幼虫の寄生植物は意外と幅広く、トマトやナスだけでなくオクラも含まれているという点。うちでもオクラを育てているので、もしかすると今後はオクラの葉でもこの幼虫を見かけることになるかもしれません。(オクラの害虫についてはこちらの記事でも紹介しています)

見分け方チェック
  • 茎に張りつく緑色の幼虫 → 葉裏ではなく茎をチェック
  • 実の中に潜んでいそうな灰色っぽい幼虫 → ミニトマトの実に注意
  • 葉の上に無数の黒い粒(フン)→ 発見の一番のサイン

モンシロチョウの青虫とは別物

「はらぺこ青虫」と聞くと、キャベツなどによく付くモンシロチョウの幼虫(緑一色でモコモコした、いわゆる定番の青虫)を思い浮かべる方も多いと思います。

今回見つけたのはそれとは別種で、茎に擬態する隠れ方や、実の中に潜り込む食害の仕方など、動き方も被害の出方もかなり違いました。同じ「青虫」でも、野菜の種類によって現れる顔ぶれが違うんだと実感しました。

発生時期と好む環境

  • 発生時期は高温で乾燥する6月〜10月頃
  • 風通しの悪い環境や、雑草が茂った場所を好んで繁殖する

「風通しの悪さが虫を呼ぶ」というのは、以前窒素過多・風通し不足の記事でも触れた話と同じ傾向です。今回もまた、基本に立ち返る形になりました。

調べてみると発生する時期は6~10月頃と幅広いようです。うちの庭が茂ってくるのは7~8月ですので、環境によって見かける時期が変わってくる可能性があります。

ちなみに市民農園のオクラも2~3枚葉っぱがくるっとなってるものがありましたが、その程度です。毎週草刈りに行っているのと、風通しは庭に比べると段違いに良いという点が大量発生を防いでいるのでしょう。

試した対策

ベニカ

1. 住友化学園芸のベニカを散布
ハマキムシ対策のときと同じ、住友化学園芸のベニカを使いました。特にミニトマトは実のどこに潜んでいるかわからないため、見つけ次第というより被害が広がってから散布する形になってしまい、対応がやや後手に回った印象です。

2. 手作り防虫剤(酢+焼酎)をまく
酢と焼酎を1対1で混ぜ、300倍〜500倍に薄めて散布。とうがらし(鷹の爪)を1〜2本加えてしばらく置いたものも試しました。効果は感じるものの、一過性なのが正直なところです。

3. まだ試していない:防虫ネット・寒冷紗
物理的にブロックする方法はまだ試したことがありません。今回、収穫量にまで影響が出たことを踏まえると、次のシーズンは予防的にネットを使う方向で試してみたいと思っています。

栽培のバランスや風通しを整えることも、結局は一番の予防になると感じています。

まとめ

8月中旬以降、ミニトマトとバジルに現れる「はらぺこ青虫」の正体は、オオタバコガ・タバコガの可能性が高いことがわかりました。

バジルは葉が外から食べられるので気づきやすい一方、ミニトマトは実の中に潜まれてしまうため発見が遅れがちで、実際に収穫量へ明らかな影響が出てしまいました。

同じ「青虫」でも、定番のモンシロチョウの幼虫とは見た目も被害の出方もまったくの別物です。

対策としてはベニカなどの専用殺虫剤や手作り防虫剤に加え、風通しを整えることも効果的だと感じています。今回は発見が遅れて被害が広がってしまったので、次のシーズンは予防として防虫ネットも試してみたいと思います。

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